マインドフルネス ストレス低減法 / J.カバットジン

「マインドフルネス瞑想法」というのは、注意集中力を高めるためのトレーニングです。
アジアの仏教にルーツを持つ瞑想の一つの形式を基本としていて”一つひとつの瞬間に意識を向ける”という単純な方法を組み立てたプログラムで、ヨガも瞑想法として含まれています。
現在はマサチューセッツ大学医学部名誉教授である著者が開発したこの瞑想法を行う事によって、ストレスクリニックに来た患者たちが、痛みや症状を克服し自分の健康を管理する能力を取り戻した多くの実例を紹介しています。
夜の10時に、今日絶対やらなければいけないと思っているからという理由で、洗車をしてしまっている男性の例が出てきて、アメリカ人のストレスレベルは半端ないな~と思いました。
感情の持ち方がどれほど強く健康に影響するのか、性格や考え方によってのその後の死亡率の違いなどは、追跡調査のデータが示されていて、とても説得力があります。
今の瞬間を肯定して、ありのままを受け入れる大切さを丁寧に説明していて、たくさんの気づきとインスピレーションを得る事ができました。
さくっと読むだけですっかり癒されてしまいました。
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