バッド・フェミニスト

バッド・フェミニスト / ロクサーヌ・ゲイ著

フェミニストという言葉が書かれた本をみかけると、つい手に取ってしっかり読んでしまいます。
私は自分がフェミニストなんだろうな~とは思いますが、別に何か凄い信条を持って怒っているわけではないので、自信が無いな~と思っていました。
著者のお気に入りの「フェミニスト」の定義は「ただ単にクソみたいな扱いをされたくない女性たちのこと」と書かれているのを読んで、あ~それ私もだ!とすっきりして、私もやっぱりフェミニストなんだ、となんだか安心しました。

本の内容は女性差別だけではなく、LGBTや人種問題、性暴力についてなど、社会で理不尽に扱われていることについて、著者の思いが率直に書かれています。フェミニストはあらゆる社会的弱者が被っている不利益に敏感にならざるを得ないのでしょう。

いつか「フェミニスト」という言葉が世界からなくなる時がくるといいな~と思います。