ミスター・メルセデス

ミスター・メルセデス / スティーヴン・キング 著

もう、物凄い大好きなんです。キング巨匠。
なんだか重たい感じのSF作品が続いていましたが、ここにきて痛快なキング節、炸裂といった感じです。
久しぶりに、”先が読みたくて読みたくて、もういいかげんやめないといけないのに本が全然閉じれない~”という気持ちになりました。
ドキドキして、楽しくて、すかーっとして、あ~面白かった!というハリウッド映画みたいな娯楽作品です。
本書は著者初のミステリー作品で、アメリカ探偵作家クラブが贈るエドガー賞の最優秀長編賞を受賞したそうです。
ホラー作家として、世界的に有名ですが、人間の内面を疑問の余地のない完璧な説得力で描き上げていく筆法はまさに芸術。
続編がすでにアメリカでは発売されているそうなので、すぐにでも読みたいのはやまやまなのですが、物語の繊細な雰囲気を味わえるまでの英語読解力が無いので(T_T)、翻訳されるのを今から首を長くして待っています!